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- インフルエンサーマーケティング支援
インフルエンサーマーケティングにかかる費用はどのくらい?PR案件相場や依頼方法について解説
インフルエンサー施策について実施しようと考えているが、どの程度の費用がかかるかイメージがついていないなんてことがあるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、インフルエンサーへの案件相場や、施策で発生するコストについて解説していきます。さらに、費用感だけでなく、具体的な依頼方法についても紹介していきます。
この記事を通して、インフルエンサーマーケティングへの解像度をあげて施策実行への意思決定につながればと思います。
▼この記事でわかる内容 |
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・インフルエンサーへの案件相場 ・インフルエンサーマーケ全体で発生する費用の内訳 ・インフルエンサーへの案件の依頼方法 |
インフルエンサーへの案件相場
ここでは、インフルエンサーへ案件を依頼する際にかかる相場感に絞って解説していきます。
フォロワー単価×フォロワー数
インフルエンサーの相場は「フォロワー単価×フォロワー数」という計算式で決まります。フォロワー単価は「1フォロワー2円〜4円」程度となっています。
▼インフルエンサーのキャスティング費用の計算式 |
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・単価×フォロワー数 |
例えばフォロワー5万人で単価が4円の場合、20万円が相場になります。
また、インフルエンサーを起用する施策は、専門性やノウハウが重要になるため、代理店やキャスティング会社に外部委託するケースもあります。
代理店に依頼する場合、インフルエンサーへの依頼料に加えて、追加で手数料が発生します。
フォロワー規模での案件相場
大前提として、インフルエンサーにも影響力に大きな違いがあります。業界では、フォロワー数でインフルエンサーの呼称が異なります。
具体的には、「トップインフルエンサー」、「メガインフルエンサー」、「マイクロインフルエンサー」「ナノインフルエンサー」とカテゴライズできます。
もちろんですが、フォロワーの規模でかかる費用感は大きく変わってきます。以下の表のようにフォロワー規模によってかかる費用が大きく異なることを把握しておきましょう。
カテゴリ | 意味 | フォロワー規模 | 案件相場 |
---|---|---|---|
トップインフルエンサー | SNSだけでなく、マス媒体への露出あり。認知度もかなり高い | 50~100万 | 100〜400万円 |
マクロ(メガ)インフルエンサー | 各ジャンルにおける「カリスマ的存在」として活躍 | 10~50万 | 20万円〜200万円 |
マイクロインフルエンサー | 特定の分野で一定の権威性を持ち、リーチは小さくてもエンゲージメント率が高い傾向にあり | 1~10万 | 2〜40万円 |
ナノインフルエンサー | 影響力は低くなるものの、フォロワーから「知り合い」として認識されエンゲージメント率もかなり高い。 | ~1万 | 〜4万円 |
ただ、フォロワー数が多いからマーケティングに有利かというとそうではないので気をつけましょう。メガインフルエンサーよりもマイクロインフルエンサーを駆使した方が効果的である場合もあります。
インフルエンサーマーケ全体で発生する費用の内訳
また、インフルエンサーマーケティングには、インフルエンサーへのPR費用以外にもさまざまな費用が発生します。主に、下記のような費用が発生する場合もあります。
▼インフルエンサーマーケ全体で発生する費用の内訳 |
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・費用①|ディレクション費用 ・費用②|ギフティング費用 ・費用③|プラットフォーム利用料 ・費用④|外部委託料 |
それぞれイメージを沸かせるために、具体的に解説していきます。
費用①|インフルエンサーへの依頼金
インフルエンサーに自社のプロダクトのPRを依頼する場合、PR案件の依頼料を支払う必要があります。
ただ、インフルエンサーマーケティングの手法によってはギフティングだけして、紹介してもらうだけのパターンもあります。
費用②|ディレクション費用
インフルエンサー施策を実行する場合、そのプロジェクト全体をディレクションする人材の人件費が発生します。
キャスティング企業や代理店はもちろん、自社で内製する場合でも必要です。
代理店やキャスティング企業に依頼する際に、「高いな…」と思う担当者様も多いです。ただ、専門性のあるディレクターの人件費がかかるからこその金額なのです。
費用③|ギフティング費用
インフルエンサーにPR用として自社プロダクトを渡す行為の事をギフティングと言います。
その際に自社プロダクトの原価分が費用として発生します。低単価な商材でしたら問題ないですが、高単価な場合は企画段階で頭に入れておきましょう。
費用④|ツール/プラットフォーム利用料
近年インフルエンサーの選定に、マッチングプラットフォームを利用するケースがあります。
ここでいうマッチングプラットフォームとは、広告主(企業)とインフルエンサーをマッチングするサービスのことです。相場は、インフルエンサーの依頼料の10%〜30%程度と言われています。
費用⑤|外部委託費
インフルエンサーマーケティングを外部に依頼する場合、代理店やキャスティング会社に業務委託料を支払う必要があります。
相場は、インフルエンサーの依頼料の30%〜40%と言われています。
インフルエンサーへの案件の依頼方法
マイクロインフルエンサーの探し出し方としては、下記の4点が想定されます。それぞれのコストについてみてみると以下のような表にまとめられます。
カテゴリ | メリット | デメリット |
---|---|---|
SNSで直接探す | 安く済む | 専門性のない担当者が実施した場合成功角度が下がる |
代理店に依頼する | 専門性の高いスタッフが対応するため成功確度が上がる | 高くなってしまう |
ツールやキャスティングサービスで依頼する | インフルエンサーを探し出すコストが下がる | 専門性のない担当者が実施した場合成功角度が下がる |
依頼方法①|SNSで直接探す
一番王道の方法は、SNSの検索機能やハッシュタグ機能を使用して、自社と相性の良いインフルエンサーを選定することです。
選定が完了したら、SNSのダイレクトメッセージやメールを通じて直接依頼します。
ただし、キャスティングの前段階で戦略を慎重に練ることが重要です。
また、この方法は代理店やツールを使うよりも最も安く済む方法です。ただ、専門性のない担当者が実施した場合、相性がよくないインフルエンサーを選定してしまうリスクがあるので注意です。
依頼方法②|代理店に依頼する
インフルエンサー施策の戦略設計から、インフルエンサーの選定、実行のいずれか、または全て外部委託することも一つの選択肢です。
特に、自社にインフルエンサーマーケティングのノウハウが不足している場合、その分野の専門家やプロフェッショナルに依頼することは、成功確率を高める良い方法です。
外部の専門家は、戦略策定や選定プロセスにおいて経験を活かし、最適な結果を提供することが期待できます。さらに、代理店はノウハウが蓄積されているため商品やPR戦略ごとに最適なインフルエンサーの提案ができる可能性があります。
もちろん、その分金額面では高くなってしまいます。専門家が対応するために施策の成功確度が上がる点がメリットです。
依頼方法③|ツールやマッチングサービスで依頼する
近年はインフルエンサーマーケティングを低価格で実施できる、キャスティングサービスも増えています。
小規模なインフルエンサーを対象としたマッチングサービスやAIを使ったキャスティングサービスを利用するのもよいでしょう。
ツールやサービスを利用する場合、選定を自社内で完結でき、探し出すコストも下がるメリットがあります。
ただ、インフルエンサーPRは普段の投稿や商材との相性などを鑑みて選定するのが重要です。自社にノウハウがない場合、選定段階でのミスマッチが起こる可能性があるので注意です。
まとめ
この記事では、インフルエンサーマーケティングにかかるコスト感について解説してきました。ここまでの内容をまとめると、インフルエンサーへの依頼でかかる金額は下記のような計算式で相場を掴むことができます。
- 「フォロワー単価×フォロワー数」
また、PR依頼料以外にも下記のようなコストが発生する場合があります。
- ディレクション費用
- ギフティング費用
- プラットフォーム利用料
また、依頼方法としては以下のような方法が想定されます。
- SNSで直接探す
- 代理店に依頼する
- キャスティングサービス経由で依頼する
これらの内容で、インフルエンサー施策に対する解像度が上がり、施策実行に対してモチベーションを上げることができたら嬉しいです。そして、施策をやりきって企業の成功に寄与することができたら嬉しいです。